さあ、先週は休みだったので待たされた、という気持ちが強くなってきました。選手たちも同じような気持ちでいるような気がします。シーズンに一度負けている相手です。負けるわけにはいかねぇというのがチームの気持ちでしょう。

先週はシーホークスを推す声も少なくはありませんでしたが、今週はさすがにほぼ100%といっていいぐらいベアーズ勝利の予想です。シアトルとしては失うものはありません。こういうゲームは怖い、といいたいところですが、正直言って2度もサプライズは無いだろうと思ってます。

一番鍵となるのはSEAオフェンスとCHIディフェンスのマッチアップでしょう。SEAのOLは非常に安定しているように見えますので、パスラッシュがうまく出ない場合、ハッセルベックにいいようにやられる可能性も出てきます。ただ先週のように41点も失点するようなことはいくらなんでも起きないでしょう。NOのセコンダリーはミスが目立ってたように見えますが、シカゴのセコンダリーが同じミスをするとは思えません。

カバー2のディフェンスはSafetyが後ろ目にポジショニングするので、ビッグプレーを許す傾向は少ないです。基本フィールドの真ん中が空きやすいので、相手としてはそこを狙うのが常套ですが、ここに投げてビッグプレーにつなげるのは難しいです。ここの位置が弱いのはわかっているので、やられるのは覚悟の上での陣形ですし。ビッグプレーを許さずプレー数を多くさせる中でミスを犯させる、というのが基本の考え方ですから、それに忠実でいれば問題ないでしょう。

怖いのはリンチのランですが、前回ヤードは稼がれていないものの、結構リンチにはいいところでやられていました。今回はそのリンチを止められるかも非常に重要なファクターになります。ランディフェンスは強いので簡単にはやられないでしょうが、警戒は十分必要です。

前回出場の無かったブリグスは密かに闘志を燃やしているようです。彼がいるのといないのとではディフェンスが変わってきますので、そうやすやすとやられることは無いでしょう。

今年はミスタックルをすると引っ込められるという制裁が待っているためか、タックルミスが例年に無く少ない気がします。これが今年のディフェンスを支えている要因でもあるでしょう。SEAが簡単に得点できる状況はなかなか無いと思います。

加えてシカゴの気温。精度を要するQBには厳しい気候です。また、敵地でクラウドノイズが響く中、どこまでできるか、お手並み拝見といったところ。

オフェンスはラン中心にボールをあげずに時間を使う。これに尽きるでしょう。負けるとしたらターンオーバーの数で上回られることが一番の原因になるはずです。Red Zoneでは3点どまりでいいから得点を挙げること、そしてボールプロテクトをしっかりすること。この2点です。

約2週間休んだことでフォーテイも元気でしょう。どんどんボールを渡して走らせましょう。パスのほうは基本早めにリリースして、たまにロングボムドカンと。

シーホークスファンの皆さんはもう十分楽しんだでしょう。ここからベアーズが一気にいきます。

Bear Down!