ちゅるさんの許可をいただきまして、ブログでベアーズの戦力分析をば。
全体評価:
 オフの補強により、多くのポジションでアップグレードを図れた印象。よくなったと思われるのはQB(単に2番手がコリンズじゃなくなったからw)、OL、RB、WR、DT、といったところ。

期待要素:
  • OLは評価は低いものの、カリミもドラフトし、クルツを放出し、若返りとサイズアップしたのはプラス。タイスコーチのもと時間を費やせば昨年のように徐々に上向く可能性大。
  • WRは層が一気に厚くなった印象。ロイ・ウィリアムス獲得に疑問符をつけるアナリストもいるかもしれないが、DET時代にマーツオフェンスで爆発したことからX-Factorとなりえる。また、TEオールセン放出で捕球はWR陣に特化し、彼らの生産性が今までのシカゴではないぐらいのレベルになりえるかも。習得が難しいと言われるマーツオフェンスで2年目に入ったことにも注目。
  • フォーテイの後ろのRB陣もマリオン・バーバーが加入、そしてベルもプレシーズンで上向いており、層がよく、期待できる陣容に。
  • DTオコイェ、パイアなどの獲得でDTの層に厚み。元々トミー・ハリス離脱の影響は皆無に近いと思っていただけに、この戦力増強は大きい。また、今年バルクアップしたDTメルトンがブレークするかも。今年はペッパーズ率いる外側だけでなく、内側からのパスラッシュに期待大。DLが覚醒するかも。
不安要素:
  • 期待もあるけど不安もあるのがOL。特にシーズン序盤の対戦相手が厳しいため、スタートでつまづくとそのままズルズルいく可能性も。
  • LBの層の厚さ。MLBアーラッカー、WLBブリグスの二人に頼るところの大きいユニットであるため、この二人の後ろが今一つ不安なのがここ数年の心配。
  • CBの補強。セコンダリーはSを一人ドラフトして層を増やしたが、CBは相変わらずティルマン頼みの構図。ただしジェニングスでそこそこ安定していたこと、ボウマンもそこそこプレーできることを考えれば穴ではないと考えているのだろうが、パスディフェンスは厳しいかも。ただしニッケルバックのムーアは今年もINT量産に期待。
  • スペシャルチームの要素半減。キックオフ地点の変更によりタッチバックが増えるのはリターンゲームの強いベアーズには不利に働きそう。
  • カトラーの性格。ロッカールームでのサポートは得られているが、彼がどれだけ大人になってくれてるかは多少不安。ただ騒音を気にしない性格なので、気にするほどではないかも。
総括:
昨年は開幕前の評価が断トツに低く、応援している自分ですら良くてWCでのプレーオフかな、という予想でしたが、今年は昨年のチームからさらにいいチームになってきている印象です。昨年NFC北地区を制したことを考えると、北地区制はもちろん、スーパーボウル制覇も十分考えられる陣容になったのではと思うほど。

昨シーズンはカトラーの離脱があって印象の良くない終わり方になっているため、今年も下馬評が低くなりそうですが、2年連続でサプライズが期待できるチームになっています。