ちょっとカバーし損ねていた点です。
最終的にトレストマンになった、という理由を先日のプレスカンファレンスでもエメリーさんが語っていましたが、その点に触れずじまいでした。そこを少し細かく書いておきます。

まず、候補者に関してですが、売り込みも含めて20人ほどいたそうです。把握していただけでも13人ですからまだいたんですね。STコーチ4人はカバーしていましたが、さらに1人いたとエメリーさんがコメントしてます。

各候補に費やした面接時間は約3時間から8時間という話です。ある候補の話ではこんなに準備万端で詳細な面接は初めてだ、と言わしめるほどの内容だったということです。

候補の一人でもあるデイヴ・トーブはシカゴエリアのラジオショー、Waddle&Silvyに出演し、面接に関して「3時間以上話したが、非常に短く感じた。」とコメントしていました。彼自身はビジョンを示してHCとしてやれることを証明したつもりだったと話していましたが、残念ながら最終候補にも残らない結果になってしまいました。が、トーブさんもエメリーさんの細かさには舌を巻いていたようです。

スミスHCを解任した際のプレスカンファレンスでも
以前のブログで紹介したとおり、HCに就任するための条件を示していました。最終的に絞られた3人はこれらの条件を基本的に満たしていたと考えて間違いないでしょう。ちなみにこの3人とは最初の面接で親近感を覚えた、という点も挙げています。これから一緒に仕事をしていくに当たってこうした感覚を重要視したこともあるようです。私も職場で面接する立場にいますが、こういうのってバカにできないです。

最終的に残った3人とは7時間半から8時間さらに費やしたといいます。そしてその3人のうち、トレストマン、エイリアンズが最後の二人になったとエメリーさんは話しています。SEA OCのベヴェルが落ちたのはHCとしての経験が欠如していたことが決定的だったようです。最終的に残った二人に関してテッド・フィリップスとジョージ・マカスキーと話した上で、「フィル、最終的には君の決断だ。どっちがいいと思うんだい?」という質問に、「マーク・トレストマン」と回答したと語っていました。

最初に語った要件に全てあっていたことはもとより、いくつもの場所で成功を収めていたという事実、CFLとはいえ、HCとしてもチャンピオンシップを2度勝ち取ったことも評価しています。

それ以外に強調していた点です。

メンタルの強さ
多くのチーム(つまり場所)、そして海外(まあカナダですけど)にも移りながら成功を収めるということがいかに大変か、ということを身をもって体験しているエメリーさんは、この点が評価に当たることを大きく強調していました。

選手の能力への対応力
自分のシステムを押し付けるということではなく、持っている駒をうまく使って成功につなげる、というのは今のベアーズのオフェンスには特に重要な要素です。

フットボールへの熱意
物静かで分析家という鎧をつけつつ、内に秘めるフットボールへの情熱というのもまた大きな要素だったようです。トレストマンは実は法学部を卒業しているインテリですが、エメリーさんが「彼のフットボールへの熱意を過小評価してはいけない」と熱をこめてコメントしていましたから、その点もやはり共感したんでしょう。

誕生日が近い
まあこれはジョークですが、エメリーさんは1月16日、トレストマンは1月15日という点は目を引いたとはコメントしていました。

クリミナル・マインドが好き
What I do for myself is burried with me. What I do for others lives forever. (自分が自分にしたことは墓場に持っていけるけど、自分が他人にしたことは一生残る)という言葉を面接中に出したといっていますが、この言葉はテレビドラマシリーズ、クリミナル・マインドからだそうで、エメリーさんも奥さんと一緒に観るということでその辺での親近感も好評価だったようです。というよりは、その言葉を引き合いに出して自分のスタイルを語ったトレストマンに共感をしたという点が大きいでしょうが。

というわけで実際の会見では10分以上に渡ってトレストマンを紹介するまでこの辺を延々と語っていたわけですが、全てを開示して話すエメリーさんのスタイルはやっぱり高感度高いですね。本当に後は結果が出ることを祈りたいです。

コーチ陣も空きはWRコーチ、LBコーチぐらいでしょうか。トレストマン政権が固まるのももうすぐでしょう。