予感はありましたけど、遂に決断しました。
 
パトリック・マネリー、ロングスナッパー
1975年生まれアトランタ出身

1998年のドラフトで6巡目でベアーズにピックされて以来16シーズン、出場記録を打ち立てて引退ということになりました。

彼のLSとしての実績は語る必要はありません。とにかくこれほど長くひとつのチームでやるということはいくらロングスナッパーという比較的コンタクトの少ないポジションでも、稀なことです。

彼に関してはプロの中のプロ、という言葉を多くの選手が言っています。どちらかというと静かな印象の選手ですが、ここのところずっとSTでのキャプテンも務めていて、STでは中心人物となっていました。

パント、キックはしくじってしまうと目立ってしまうプレーですが、そのプレーを支えていたことは間違いありません。

彼の存在の大きさを感じたのは2010年のプレシーズンOAK戦。TEのデズ・クラークが当時代わりを務めていましたが、STの出来が散々でした。LSでこんなにもボロボロになるものか、と当時は驚愕していました。

Kゴールドも正確なキッカーとして認識されている選手ですが、その彼のキックを支えていたのは言うまでもなくマネリーのスナップに他なりません。パンターとして入ったオドネルは結局マネリーとプレーすることなくベアーズでのキャリアをスタートさせることになりますので、大きな影響はないでしょうが、ゴールドには多少影響を与えることになるかもしれません。

これまで長く一緒にやってきたティルマン、ブリグスも彼の引退に対してtwitterで祝福の言葉を投げかけていました。

ドラフトクラスが同じであった、同じく熊レジェンドの一人とも言えるCクルツも、ハワイからかなり早朝にも関わらず、マネリーにSMSでメッセージを送ったとのこと。とにかくこれだけ長くやったことに対して、尊敬の念を集めている選手でした。

今現在、ベアーズでやっているLSはブランドン・ハートソン、チャド・レンペルの二人。どちらもほぼルーキーの選手です。

STの今後が心配とはいえ、今はマネリーの功績を讃えてお疲れ様といいたいです。 

下は古めですが、街中でスタントをした時のマネリーの動画。