最後に誰が先発になるか予想が難しいセイフティを持ってきました。
クリス・コンティ(25)
2013年シーズン最終戦のGB戦で決定的なミスカバレージでTDを許し、プレーオフを逃したのは記憶に新しい。そのコンティも今年で最終年。これまで怪我でキャンプに参加できておらず、出遅れた感が否めない。いなくなった選手よりも新たに契約した選手が多い中で、まずは先発よりもロスター残留が目標となりそう。

ダニー・マクレイ(26)
デカミリス人脈で契約したマクレイは主にSTが主となる選手になりそう。現時点の状況でST専門の選手をセイフティに置けるかは非常に疑問。こちらもロスター残留が当面の目標か。

クレイグ・ステルツ(28)
地味にロスターに残っているステルツは堅実なバックアップぶりとそのSTに置ける安定感で常にロスタースポットは稼いでいるが、今年は新規加入の中でそれも難しい状況にあるかもしれない。ベテランも今年は正念場。

ブロック・ヴェリーン(21)
ドラフトで加入したヴェリーンはよほど悪くない限りカットはなさそう。むしろ先発も争うのではないかと見られている。余り大きな意味は無いと思うが、最初の練習でマンディと1stチームにて練習したのはそれなりのメッセージともとれる。ロスターは安泰かとは思うが、先発できないのであればSTでの活躍をしっかりしなければいけないのが若手の使命。

エイドリアン・ウィルソン(34)
カーディナルズでプロボウルにも5出場経験、3度のオールプロに輝くウィルソンは昨年のACL断裂で戦力として考えることができるのかが一番疑問な点。経験は申し分ないものの、体がついてくるのか。現時点ではシステムになれるのが最優先で、先発になるかどうかはこれからの動き次第となりそう。その動きが戻るのであれば当然先発にもなりそうだし、逆であればSTでも使いにくいだろうから、カットということも十分ありえる。

M.D.ジェニングス(25)
GBから加入のジェニングスはロスター当確線上にいる選手とみてよさそう。GBでは昨年16試合に出場しており、経験では文句なし。後はこの中で生き残るのが課題。

ライアン・マンディ(29)
PITで4シーズン、NYGで1シーズンを過ごしてから加入のマンディは堅実なスターターといった印象。しかしながらゲームをひっくり返すような要素はなさそうな印象。契約内容が2年であることを考えるとカットすることはなさそう。後は順当に先発なのか、あるいは他の選手にさらわれてしまうのかが鍵。


マーカス・トライス(23)
情報がほとんどないトライスに関してはよもやロスタースポットがある選手とは思えないので、よくてPSに残る程度でしょう。


ロスター予想:
○クリス・コンティ
×ダニー・マクレイ
×クレイグ・ステルツ
○ブロック・ヴェリーン
○エイドリアン・ウィルソン
○M.D.ジェニングス
○ライアン・マンディ
×マーカス・トライス

ロスター枠:5

安定感の少ないこのポジションは5人残して置く可能性は高そう。ステルツとコンティで迷いましたが、コンティもSTで出来るのと、昨年もなんだかんだステルツをベンチに置いているわけで、その点を考慮すればステルツよりも何かプラスのものを持っているという判断があったということでしょう。簡単にひっくり返ってカットということは考えにくいんじゃないかと思っています。

ただ正直言ってこのポジションは余りにも予想が難しいです。ウィルソンが全盛期とは程遠い状態であれば、カットもありえるでしょうし。ジェニングスもステルツ、あるいはコンティを捨てて選択すべき選手なのかは分かりません。

コンティがこれでおさらばというシナリオも大いに可能性としてはあるでしょう。ベアーズファンもコンティはもういいや、という連中は多いと思うので、コンティが一番苦しい立場といえるでしょう。まあファンの雑音は抜いてコーチ陣は考えるでしょうけど。

というわけで53人ロスターを連日ポジション別に予想してみました。これまでにすでにカットされてしまった選手も出ていますが、まだまだ主要な選手は残っています。先発、2番手、Depth、STかどうかは別にして、全てのポジションで何かしらの競争があって、現時点でのロスター構成はエメリーさんの気合が感じられる陣容です。

これからプレシーズンもこなしてロスターが形作られていきます。サプライズカットがあるのかどうか。予想との一致不一致も含めて非常に気になるところです。