カトラーはおいといても、マーシャル不要論?!
正直申し上げてマーシャルほど勝利に固執している選手は居ないと思っていて、メディアがこぞってマーシャル不要論的な記事を書いているのがちょっと理解に苦しんでいます。

不要だとの声はどうやら下記のような理由です。

− ツイッターでの騒動でファンともめるなどのフィールド外での問題
− マーシャルがシーズン中出演したInside the NFLでの発言
− 上記に出演した際にも問題になったロッカールームでの爆発

これらのことがチームを助けるよりも雑音であるというのがマーシャル不要論の発端です。

さて、最初はばかげていると思ったのですが、私の信頼しているシカゴトリビューン紙のブラッド・ビグス氏が言うとなると、完全に無視というわけにもいかず、ちょっととりあげてみることにしました。

ビグスさんは新しいフロント、コーチ陣が来たことで選手の見直しがされるという点は挙げていて、マーシャルもその一人であるという見解を示しています。何かしらのソースがないとこんなことを普段書かないような人だと思っているので、そういう意味ではもしかしたら何かマーシャルの去就を匂わすような話をどこからか聞いているのかもしれません。

前政権では彼のテレビ出演は容認していて、ツイッターの問題も特にお咎めなどなく、ロッカールームでの出来事も寛大に見ていた節があります。一方で今考えればこの出来事はトレストマン前HCのロッカールームでの指揮官としての腕が不十分だったことを示唆しています。 

これらの行動がフォックスさんになった後にどう変わるかは明白で、恐らくフットボール集中、というのがモットーになり、それ以外のところでテレビ出演してロッカールームでの出来事を自由に語るというのは許されない形になると思われます。

仮にそうなった時にマーシャル自体はチームの方針に従うだろうと個人的には思っていて、 フォックスさんの出す方針に従わないという選択はとらないと思っています。特にここ最近のマーシャルはそういうところをわきまえていると理解しています。

昨年の一連の出来事は勝ち星をあげるべき人材が揃っているのにあげられないという究極のフラストレーションと戦っていたというのがリアルなところで(ファンもとにかくそれがストレスでした)、言ってみればそれが彼の勝利に対する情熱であって、それが当然間違った方向に行ってしまうとトラブルにもなるんだけれども、個人的にはそれが悪いことだとは思っていません。むしろカトラーがあんな感じなので、マーシャルがこういう形で言いたいことをいう、というタイプなのはバランスが取れているだろうと思っています。

Inside the NFLのショーの中でも、ブーマー・イザイアソンが言っていたように、これが2年目のペーペーWRから出ているならまだしも、プロボウルに連続で出ているベテランWRから出ているわけで、それ自体は問題すべきことではないと思っています。

問題があるのは理解すれど、トレード、解雇というのは正直ないだろう、というのが私の見解で、カトラーを放出しても、マーシャルを放出する、というのはオプションとして少なくとも今年は下策だろうと思っています。

OCに就任したアダム・ゲイスにも好感を示していますし、ここまでメディアがマーシャル降ろしを叫ぶとは正直意外でした。カトラー同様、動きが気にはなりますが、さてどうなりますか。 

私は基本的にマーシャル擁護派です。彼にプレーオフに行かせてあげたいし、ぜひ行っていただきたいと思っています。今年それが実現することを願いたいものです。