くしくも前回不要論を否定するポストからのトレードのニュースとなりました。
`前GMのエメリーが一番最初に手をつけた選手を新GMのペイスが一番最初に否定する形になりました。

色々と意見の多い選手でロッカールームへの影響も大きな選手でしたが、その影響をネガティブに見た結果でしょう。個人的には勝利への執着を露にしていた故のものであると思っていますが、それがプラスに捉えられなかった形になりました。

ちなみに見返りは5巡目と報道されています。正式にはFA解禁の現地火曜になるようで、ベアーズのサイトでは報道されておらず、載っているのはクローセンの1年契約の話のみ。 フォックスさんのCARでの最終年に先発をしているため、つながりはありましたが、ここで再契約となったということは、それなりに評価をしていたということになります。

マーシャルに戻ります。

昨年こそ怪我とそれによる欠場もあり、8連続1000ヤードシーズンを逃していますが、ベアーズにいた3年で3,524ヤード、31TDという活躍を見せ、ベアーズにとっては実に2002年のマーティ・ブッカー以来の1000ヤード超え選手でした。長くWR日照りといえる時代を見てきただけにファンとしては救世主的な存在でもあり、この動きを歓迎していないファンも多いです。

マーシャル本人だけでなく、ジェフリー、ウィルソンという後継者を育てるという面でも貢献したところがあり(ウィルソンに関してはまだ大きな結果につながっていませんが)、特にジェフリーに関しては2年目でプロボウルに選出というところまで繋がっていて、彼の成長はマーシャル抜きでは語れないところがあります。

さて、すでにトレードが明らかになって、熊ファンとして今後を前向きに考えるとすると、来年のオフに問題になると思っていたWRへの投資金額、という点はポジティブな部分ではあります。ジェフリーは昨年沈んでしまいましたが、また1000ヤードシーズンを超える活躍を見せれば年10Mに近い契約は取る可能性はあり、マーシャルと共にWRに対しての投資が過剰気味になる恐れはありました。マーシャルが居なくなることでその問題は薄れることになります。

また、このトレードで直接的に7.5Mの空きがキャップに生まれることになり、トータルで32Mの空きと計算されています(Spotracより)。 FAでも動きやすくなるスペースが空きました。

さて、この動きで気になるのがやはりカトラーの去就。カトラー本人もシーズン直後に全員のクビが危ないとコメントしていた通り、これまでGM、HCをはじめとしてコーチ陣が軒並みクビになり、マーシャルも今回トレード。カトラーだけ安泰というようには本人も思っていないでしょう。

カトラーのお気に入りターゲットであるマーシャルのトレードはカトラーも同じ運命をたどる序章と言っても過言ではありません。はっきりと報道されていませんが、トレード候補になっているという噂もあり、後は誰か引き受ける相手がいるか、という点に尽きます。

カトラーのトレードが起きる上で一番問題なのが15.5Mという2015年のキャップ。これを引き受けることができるチームというのが大前提としてあり、QB問題を抱えるチームであることも必須です。

可能性のあるチームを前回もポストしましたが、やはりラムズとサム君との交換、TB、TENそれからまだCLE辺りもまだありそうです。BUFもあるかと思っていましたが、よくよく考えるとほぼ直接的にクビの原因となってしまったクローマーさんがまた一緒にやりたいと思わないでしょうから、BUFはなさそうです。

TBにいるラビーさんがカトラーをどう見ているかというのも非常に面白い点で、それ次第ではTBはQBピックでギャンブルをせず、ピックをもらいつつ下げてディフェンス陣の強化なり、OLの強化という作戦に走る可能性もあり、ドラフト当日に大きな動きがある可能性も否定は出来ません。

ただここまでくるとOCキラーと異名をとってもいいほどに、カトラーはこれまでのOCをことごとく潰している印象があり、匿名で以前のコーチから彼の批判も出回るほどなので、かなりのコーチが敬遠する可能性があります。

コーチの系統で言えば受け入れる可能性のあるのはシャナハンの直系である息子のカイルか、クビアックということになりますが、まさかマット・ライアンのいるATLがカトラーをとるわけはありませんし、またDENに戻る、というシナリオも正直薄いとしか思えません。受け入れ先が全く無い、となった場合にはカトラーにドラフトピックをつけて出荷という形にしないといけないことになりますが、果たしてGMライアン・ペイスはどのように考えるか。

このニュースの影に隠れて長年の貢献者であるランス・ブリグスにチームは契約をオファーしないことを明らかにしており、チームは新しい方向に向かっています。この流れの中でカトラーが残るのは考えにくいと思っています。

ともあれまずは3年間エキサイティングなプレーを見せてくれたマーシャルには感謝です。NYJはメディアもうるさいので、個人的には余りいい環境とはいえない気がしていますが、この3年でマーシャルに対する評価はポジティブなものになりましたし、NYJでの活躍を祈りたいと思います。

ありがとう、マーシャル!