もう一個のフットボールで起きた事故に関して。
悪い意味での話題になった試合が先週末の試合で起きてしまいました。浦和vs.湘南戦で湘南の選手の放ったシュートが右のポストに当たった後、左のサイドネットに突き刺さり、その後前に飛び出してきて、結果そのボールがプレーオンになってしまったものです。

私も小学生レベルでやっている審判とはいえ、一応先日昇級してサッカー3級審判資格を持つ身ですので、このシーンをみて非常に切なくなりました。やはり審判をしていることで審判団に寄り添う気持ちの方が強いです。

今回の件はゴールかそうでないか、というところに論点はなく、むしろ誤審自体は誰もが認めるところであることです。誤審であることに間違いはありません。

選手、チーム関係者、ファンも色々言いたい放題言っていますが、今誰よりも引きずっているのは審判団たちであることを理解していただきたいです。もしかしたら何日もまともに眠れないぐらい引きずっているかもしれません。ここまで話題になればなおさらです。

Jリーグの審判団は試合中アセッサーにずっと評価され、試合後にダメ出しされます。そこでも言われ、ネットでも袋叩き状態と言っていいでしょう。精神的にも結構参っているのではと思っています。

ムッチャいい角度からとったリプレーを見たらど素人でもゴールなんて分かることですけど、この一瞬のゴールを見極めるのって難しいし、いろんなことが絡みます。特にサイドネットに刺さった後に前への跳ね返りなんて普通にありえないことが起きたら、入っていなかったという推測をしてもおかしく無いと思います。

正当化しようとしているわけではありませんが、結局のところ審判も人間。ミスはしてしまう、ということを言いたいのです。

しかし、JリーグジャッジリプレーというJリーグがやってる番組のコメント欄に「プロだろ、金もらって審判してんだろ?ちゃんとやれ」というような言葉が出てきてました。

確かに彼らは報酬をもらってやっていますが、審判だけで食べているわけでは無い人がほとんどで、普段会社勤めしている方も多いはずです。合間をぬってトレーニングに励み、週末は家族サービスどころか不在。

お金もらってるからってミスゼロでやることが要求されなきゃいけないんでしょうか?そんなことをコメントしてるご本人たちはさぞかし仕事場などで全くミス犯さないんでしょうね。選手だってむしろ試合の中でミスは犯してるでしょ?審判だから、金もらってるからミスなんてありえないっていう話ができる人は頭の中お花畑なんでしょうか?

審判をやっていると減点方式でしかないことに気づきます。よくやった!完璧!なんて試合はありません。試合後何かしらの反省を常に持ち帰ります。それでも試合に関われる喜びと、選手、コーチ、保護者などの思いを背負って一緒にサッカーの試合を作り出そう、という思いでやっています。

ちゃんとした判断を下して欲しい、という希望はもちろん全員が持っています。審判も最大限の努力で最適な判断をしようと頑張っています。でも、ミスはどうしても出ます。人間だもの。

ここから学ぶことはJリーグも審判もあったと思います。重要なのはこれからどうやって再発を防ぐか、ということです。

もっと建設的な意見をみんなで出して、Jの判定の向上につながるような議論をして欲しいです。