全熊ファンの溜飲がさがるニュースが飛び込んできました。
戦力も揃い、もうやるのは勝つだけという状況になっていた今シーズン、4−2の成績から6連敗、引き金となったのはWASでのヘイルメアリー。ここ最後のタイミングでタイムアウトを取らなかったということも批判され、結果として敗戦したわけだが、そこを含め転落の6連敗。
地区内で勝てない、アウェーで勝てない、という、とにかくプレーオフに行くというのが叶うわけがない戦績を続け、コーチ探しでも前DCの不可解な辞任、オフェンスコーチの人事系の問題での解雇、直近でもOCウォルドロンのシーズン中の解雇と、とにかく人事でも振るわない状況が継続。
人事系で多少の問題があろうが、結果さえ出せてれば周囲は見過ごすが、結果も出ない状況。そしてその最大の問題はクリティカルな局面においての決断の甘さであろう。これのおかげで勝てる試合をとにかく何試合も落としている。ここまで来ると地区内のスパイなのかと思うほどだ。
個人的にはディフェンス畑ということで期待は高かったし、ディフェンスのユニットが良かったのも熊ファン的には非常にポジティブではあった。しかしながらタレントが揃っているにも関わらず勝ち星につながらないHCでは、とにかく雇用し続ける意味がない。
タイトルに「歴史的」という言葉を使ったが、これはベアーズがシーズン中のHC交代というのをずっとしてきていないからである。
私も最後の1年半ほどは辟易していたマット・ネギー。コイツですらシーズン中の解雇はなかった。最後は1942年シーズンで、理由はパパベアー、ジョージ・ハラスの第二次世界大戦への出征によるもの。つまり、ここまで解雇、という形でHCが変わったことはないのである。それほどベアーズはシーズン中にHCを変えるということをチームの歴史上して来なかったチームだったのだが、その歴史を変えた人間ということになる。
それほどまでに酷い評価ということでこの決断に至ったということになる。もっと早くて良かったという声はとにかく多く、やはり新しいシーズンを新しいHCで迎えた方が良かったのではという声は少ない、特に現DET OCベン・ジョンソンはこのポジションを欲していたという情報もある。
個人的にはネギーほど嫌いじゃなかったし、どちらかというと結果が出ないことに同情していた時期もあったのだが、流石にここまで来ると擁護できるレベルじゃないなというのは特に今シーズン感じたので、これで良かったと思う。
さて、2025年のヘッドコーチ探しをしなければならない中で、今回興味深いのは先日OCに昇格したトーマス・ブラウンを据えたことである。フルース配下のコーディネーターとして一番長くいるのはハイタワーSTCだが、暫定とはいえブラウンがHCとなったのである。まあ、STのやらかしも多い中で、ハイタワーがなってたらファンの悲鳴しか聞こえなくなるはずなので、妥当な選択と言えるし、ファンとしては一番期待していた人事であろう。
この人事は下記の点でWin-winであると言える。
トーマス・ブラウン的視点:
そもそもウォルドロンが解雇になってOC引き継いで救いの神となっているブラウンだが、彼はさらに上のHC職は希望していることであろう。OCになって現状は上のブースから戦局を見ながらプレーコールを出しているが、HCともなるとそうもいかない。HCとしてできることを証明するにはフィールドレベルにいる形でプレーコールを出しつつ、試合のコントロールができることを見せる必要がある。残りまだ5試合残してそれを見せることができれば、HC職も近くなる可能性が大いにある。
ベアーズ視点:
解雇は明白だったフルースであるから、次のヘッドコーチ探しは命題であった中、突如自分達のスタッフの中にいたキラリと光る人材。それがトーマス・ブラウンであろう。彼の立ち居振る舞いとなぜか話し出すと聞き耳を立てなければいけない雰囲気。天性のものか経験からくるものかは置いといて、とにかく芯の強さを感じるキャラクターなのである。HCはこうした人間でなければいけない、といった雰囲気をとにかく持っているのである。このコーチを試す、という意味で残り5試合みて、そのまま正式にHCというオプションを実戦で試すことができるという意味で、非常に意味のある人事である。
コメントもいただいたが、DET OCジョンソンは非常に有能なコーチで、おそらくこのオフシーズンの目玉になるHC候補であろう。38歳と若く、ゴフを再生させた能力は評価されて当然と言える。
TBも若さという点では同じ歳で、OCとしての煌びやかな功績があるかと言えばそうではないが、SBを獲ったLARにおいて、3年マクヴェイの元でコーチをしていたが、最後の2年はアシスタントヘッドコーチを務めるまでになったのは紹介した通り。それほどマクヴェイから買われていた人物である。
個人的にはこの二人の二択でいいと思っているが、まずはTBが残り5試合でどういったチームを作れるか。そこに注目であろう。
希望などないシーズンにおいて、楽しめる要素ができたことは熊ファンとしては何よりの救いである。
Bear Down!
地区内で勝てない、アウェーで勝てない、という、とにかくプレーオフに行くというのが叶うわけがない戦績を続け、コーチ探しでも前DCの不可解な辞任、オフェンスコーチの人事系の問題での解雇、直近でもOCウォルドロンのシーズン中の解雇と、とにかく人事でも振るわない状況が継続。
人事系で多少の問題があろうが、結果さえ出せてれば周囲は見過ごすが、結果も出ない状況。そしてその最大の問題はクリティカルな局面においての決断の甘さであろう。これのおかげで勝てる試合をとにかく何試合も落としている。ここまで来ると地区内のスパイなのかと思うほどだ。
個人的にはディフェンス畑ということで期待は高かったし、ディフェンスのユニットが良かったのも熊ファン的には非常にポジティブではあった。しかしながらタレントが揃っているにも関わらず勝ち星につながらないHCでは、とにかく雇用し続ける意味がない。
タイトルに「歴史的」という言葉を使ったが、これはベアーズがシーズン中のHC交代というのをずっとしてきていないからである。
私も最後の1年半ほどは辟易していたマット・ネギー。コイツですらシーズン中の解雇はなかった。最後は1942年シーズンで、理由はパパベアー、ジョージ・ハラスの第二次世界大戦への出征によるもの。つまり、ここまで解雇、という形でHCが変わったことはないのである。それほどベアーズはシーズン中にHCを変えるということをチームの歴史上して来なかったチームだったのだが、その歴史を変えた人間ということになる。
それほどまでに酷い評価ということでこの決断に至ったということになる。もっと早くて良かったという声はとにかく多く、やはり新しいシーズンを新しいHCで迎えた方が良かったのではという声は少ない、特に現DET OCベン・ジョンソンはこのポジションを欲していたという情報もある。
個人的にはネギーほど嫌いじゃなかったし、どちらかというと結果が出ないことに同情していた時期もあったのだが、流石にここまで来ると擁護できるレベルじゃないなというのは特に今シーズン感じたので、これで良かったと思う。
さて、2025年のヘッドコーチ探しをしなければならない中で、今回興味深いのは先日OCに昇格したトーマス・ブラウンを据えたことである。フルース配下のコーディネーターとして一番長くいるのはハイタワーSTCだが、暫定とはいえブラウンがHCとなったのである。まあ、STのやらかしも多い中で、ハイタワーがなってたらファンの悲鳴しか聞こえなくなるはずなので、妥当な選択と言えるし、ファンとしては一番期待していた人事であろう。
この人事は下記の点でWin-winであると言える。
トーマス・ブラウン的視点:
そもそもウォルドロンが解雇になってOC引き継いで救いの神となっているブラウンだが、彼はさらに上のHC職は希望していることであろう。OCになって現状は上のブースから戦局を見ながらプレーコールを出しているが、HCともなるとそうもいかない。HCとしてできることを証明するにはフィールドレベルにいる形でプレーコールを出しつつ、試合のコントロールができることを見せる必要がある。残りまだ5試合残してそれを見せることができれば、HC職も近くなる可能性が大いにある。
ベアーズ視点:
解雇は明白だったフルースであるから、次のヘッドコーチ探しは命題であった中、突如自分達のスタッフの中にいたキラリと光る人材。それがトーマス・ブラウンであろう。彼の立ち居振る舞いとなぜか話し出すと聞き耳を立てなければいけない雰囲気。天性のものか経験からくるものかは置いといて、とにかく芯の強さを感じるキャラクターなのである。HCはこうした人間でなければいけない、といった雰囲気をとにかく持っているのである。このコーチを試す、という意味で残り5試合みて、そのまま正式にHCというオプションを実戦で試すことができるという意味で、非常に意味のある人事である。
コメントもいただいたが、DET OCジョンソンは非常に有能なコーチで、おそらくこのオフシーズンの目玉になるHC候補であろう。38歳と若く、ゴフを再生させた能力は評価されて当然と言える。
TBも若さという点では同じ歳で、OCとしての煌びやかな功績があるかと言えばそうではないが、SBを獲ったLARにおいて、3年マクヴェイの元でコーチをしていたが、最後の2年はアシスタントヘッドコーチを務めるまでになったのは紹介した通り。それほどマクヴェイから買われていた人物である。
個人的にはこの二人の二択でいいと思っているが、まずはTBが残り5試合でどういったチームを作れるか。そこに注目であろう。
希望などないシーズンにおいて、楽しめる要素ができたことは熊ファンとしては何よりの救いである。
Bear Down!
プロアマ問わず、人前で何かを表現、実行する人は、本当にリスペクトしていますし、アメフト未経験者の私が、nfl選手のプレーを批判する資格は微塵も無いと思ってます。なんですが…、さすがに“こりゃあかんやろ…”となったのが、現HCでした。
これまでチームを引っ張ってくれたことに、感謝しますが、心の底から応援できなかったことも事実です。
来週からようやく前向きに試合観戦ができそうで、ワクワクしてきました!